ゼミQ&A

小西ゼミの特徴は何でしょうか。

  教員主導ではなく、ゼミ生が主体で皆が役割を持ち、それぞれの得意分野を活かせるような活動を意識しています。その為できるだけ関心や経験が多様な学生を選び、ゼミ生同士で刺激しあい、助け合う雰囲気作りを心がけています。ゼミ生同士が大変仲が良いというのも小西ゼミの特徴でしょうか。また、短期的な視野ではなく、キャリアを人生のライフサイクルの一部として捉え、長期的視点で、小西の国内外の人材育成の経験をいろいろな形で皆に教えたいと考えています。また学んだ知識や体験を、成果としてアウトプットを出すということを重要視しています。学部が現在力を入れている国際理解教育活動にゼミとして積極的に協力をしています。

ゼミ生としてどのような学生を求めますか?

自分の関心ごと以外にも興味を持ち、積極的に様々な活動に関わる学生。責任感があり、ゼミ活動に貢献できる学生。積極的に教員やゼミ生と交流をもち、チームワークを大切にする学生。

英語力はどの程度必要ですか。英語は選考基準でしょうか。

ゼミでは積極的に英語の文献や資料を教材として使用しますし、英語でのプレゼンなども実施しますので、ある程度の英語力は必要ですが、英語力の向上に意欲のある人であれば、英語を使用するのに苦痛で無い程度で良いです。私自身英語は単なるツールと考えています。社会人に期待されるスキル(知識)として必要なもの例ば問題意識、発想力、柔軟性、論理的思考、チームワーク、判断能力などなどいろいろありますので、その中で有効なツールとして英語力が必要なものもあるということです。英語力は自分の努力でいくらでも向上できますし、ゼミで英語を頻繁に使いたいのであれば単純に外国人教員のゼミを受ければよいかと思いますので、小西ゼミに関しては、読み書き話すがある程度スムーズにできる中級程度であれば問題はありません。ですので、留学経験や単に英語テストのスコアなどを選考の基準にはしていません。

ゼミ活動に関してどのようなゼミ活動をされますか。

基本的なゼミ内容は、学部シラバス「研究演習I」を参照してください。小西ゼミは、様々な活動に積極的に関わっており、その成果を多様な形で、日本語と英語の両方で発信しています。HP上に、世界に発信しているニュースレターや、フィールド活動報告もアップされていますし、学部ブログにも学生たちの声が掲載されていますので、それも読んで参考にしてください。

 ゼミ生の研究テーマ、卒業論文のテーマはどういったものですか。

小西ゼミHP上に掲載されています。

 論文の指導はどういう形で行われますか。

基本的には個々の関心のあるテーマに応じて、指導も個人指導で行います。小西ゼミでは、アンケートやインタビューなどフィールド調査をして実際の問題を自分の体を使って直接現場からの声を聞く活動を論文に反映させることを重要と考えています。ゼミ生共通の知識(基本的な論文の書き方、フィールド調査方法など)はゼミで講義をしますが、基本的には個々の関心のあるテーマに応じて、指導も個人指導で行います。年に数回、ゼミの中で、研究テーマや中間発表をしてもらいます。同級生から得るアドバイスやコメントなどは、質の良い論文作成のためには有益です。また、毎年大学院に進学する学生が増加傾向にあります。進学希望者は、別途論文指導を行います。将来的に海外の大学院に進学を希望する者には、英語で論文執筆のサポートもします。

 就職に有利なゼミと考えても良いでしょうか。就職活動への指導などはありますか。

私はキャリアを長い人生の流れの一部分だととらえていますので、ゼミ生の職業選択やキャリアも長期的な視点で考えるようにと指導をしています。ですので、就職先がその人のゴールではなく、あくまでも長いキャリアのスタートですから、どこに就職するかということは重要ではありません。それよりも、ゼミ生一人一人が自分自身で試行錯誤しながら、卒業後長いキャリアを築いていく姿勢が大切ですので、今後自身の力で形成していくために必要な知識やスキルはゼミでできるだけカバーします。個々の進路相談などは個別にいつでも指導します。

 ゼミでは開発援助、途上国問題等を中心に学ぶのでしょうか。将来国際公務員になりたいと考えていますが、ゼミでは指導をしていただけますか。

国際公務員は新卒採用では行っていません。(最低でも修士号プラス数年の専門的な職業経験が必要ですので長期的なキャリアでの最終目標と考えるべき)国際公務員に特化した分野をゼミで扱うわけではありませんが、個人的な相談には乗ります。ゼミでは国際機関の役割や活動、外交政策、途上国問題などを主に扱うわけではありません。ただ、実際ゼミ生の多くが、この分野に関心があるのは事実です。国際問題、日本の外交政策などは、開発フィールドだけではなく、社会人として必要な知識ですので、いろいろな機会や情報を提供したいと思っています。

 在学中、留学や国際貢献活動等に参加を考えていますが、ゼミを志望しても良いか。

もちろん、構いませんが、海外にいるからといって、ゼミへの貢献ができない人は困ります。個人のキャリアプランとゼミを始めとする学業のバランスを意識して、優先順位付けや自己管理能力など、将来必要な能力を身につけることを忘れないようにしなければいけません。小西ゼミ生は、世界中にいてもゼミ生として繋がりを大切にしています。自分自身のキャリアだけを考える学生は、小西ゼミには向きません。